農福連携とは、障害を抱える方が農業分野で働き、勤労意欲や生きがいを見出す取り組みです。

私の前職は作業療法士で、日常生活に戻れるように患者さんに寄り添う中、リハビリ後に復職すると仕事内容が変わってしまったり、選択肢が狭くなって困っている方に多く出会ってきました。

そんな方たちにとって、もっと選択肢を増やせないだろうか、と考え私自身がその受け皿になることを決心いたしました。そこで「さぬきのめざめ」に出会い、畝が高いその栽培方法から、車いすの方でも農作業ができるのでは、とD-STYLEを立ち上げました。

また、ふるさとの田や畑がどんどん荒れていく姿を見たくない、助けたいと、手の届く範囲で困っている他農家さんのお手伝いをする「やまだ農村お助け隊」を立ち上げ、精力的に活動を行っております。

高齢化や離農者問題を若い私たちが当事者として、代々受け継いできたバトンを未来の担い手へ渡せるよう、全国に広がることを願ってこれからも活動を続けてまいります。

―農業で地元を元気に―

代表　安西 大貴